退職から開業までの流れの記録
会社を早期退職してから個人事業主として仕事を始められるようになるまでの経緯を備忘録として記録する
1.ハローワークに行き、雇用保険の失業給付(通称失業保険)の申請
最初にハローワークに行って失業給付の申請を行ってから、給付決定まで、まずいくつかステップがある。(説明会、失業認定)
給付決定後、退職理由にもよるが、給付開始までの待機期間がある。私のような自己都合による退職は給付決定から2か月待機期間がある
給付金は基本、早期再就職を目指すためのもの、という前提があり、早期の再就職や、開業した人には、給付残期間に応じた「再就職手当」が給付される。ただし場合により給付決定から1か月たたないと、再就職手当申請ができない場合もある。(私も該当)これは安直に給付金をもらう事を防ぐためであり、当然再就職手当申請が必要であり、必要書類もある。待機期間に開業準備等を行うと手当は給付されないので、ひたすら待ちの期間。ちなみに開業(もしくは再就職)する直前日にはハローワークへの届け出、開業後1か月以内に開業して事業を進めている事を申告する(済)、その約2か月後に事業継続の確認があって、初めて再就職手当が支給される事になる。
2.必要な待期期間経過後に開業届&青色申告承認申請書を管轄の税務署に提出する
私はネットの「freee開業」を使用して書類を作成。受理は10秒で終了。
3.仕事用の銀行口座を開設するために最寄りの銀行で申請
個人の口座はすぐ開設できるところもあるが、今回は審査等に2週間ほどかかった。申請後、銀行の担当が自宅に来て、開業に関する詳細を聞き取り。昨今の口座不正利用防止のためらしい。今回はキャッシュカードに加え、デビッドカードとネットバンキングも申請。個人なら利用料無料のネットサービスもビジネス用は有料。
4.仕事用ホームページ作成およびメールアドレス作成
今のご時世、ネット環境は用意しておかないといけないが、今回は独自ドメインが欲しかったのでレンタルサーバー契約して、独自のドメインとホームページアドレスを設定。レンタルサーバーはXserverに申し込んだ。
ホームページは「WordPress」を使って、試行錯誤しながらなんとなく作ってみた。
5.仕事用に小物類の作成
屋号のロゴをオリジナルで作成し、ウエアや封筒類を作成。契約時の社印の発注、印刷用のレーザープリンターも用意。今はネットですべて完結できるのでありがたい。
6.会計ソフトの利用
今後、個人事業での収支を確定申告するために会計ソフトを利用することにした。開業時に使い勝手の良かったfreeeで「freee会計」を申し込み。日々の収支もこのソフト上で記録していく。(会計士、税理士は使っていない)
7.インボイス対応
昨年秋に導入されたインボイス制度。今まで免税事業者だった所からも消費税を納税させるための策だと考えているが、会社と取引する前提のようになっているため、e-Tax利用開始と登録事業者の申請を行った。(登録されて番号が発行されるまで1か月ほどかかるらしい)
8.今後の推進予定
仕事用の携帯電話を新規に契約する予定だが、銀行口座のネットバンキング対応が済まないと引き去り設定が出来ないようなので、現在銀行対応待ち。
名刺も携帯が決まらないと作成できないので待ち。
退職していろいろな手続き等を進めるにあたり実感したのは、「お金がからむ事案はとにかく時間がかかる」という事。確定拠出年金の移行、確定はまだ完了していない。何事にも数週間から月単位の時間がかかると思って事を進めないといけない事を実感した。
またなんだかんだ、いろいろな事をやらないといけないのも事実なので、ある程度気力、体力があるうちじゃないと面倒くさくてやらないかも。少なくとも自分だったら65歳の定年まで働いてから次を始める事は無理だなと思った。